永長鷹虎、川崎フロンターレから育成型ローン先を経てベルギー2部ベールスホットへ完全移籍
川崎フロンターレは8月19日、MF永長鷹虎(23)がK.ベールスホットV.A.(ベルギー2部)へ完全移籍することを発表した。永長は福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍中だったが、両クラブおよび本人合意のもとで契約を解除しての海外挑戦となった。
興國高から2022年に川崎Fへ加入した永長は、水戸ホーリーホック、ザスパ群馬、テゲバジャーロ宮崎、FC琉球、福島ユナイテッドと数多くの育成型期限付き移籍を経験しながら経験を積んできた。福島では2026特別シーズンにJ2・J3百年構想リーグで16試合に出場。川崎Fでは通算5試合出場1得点を記録している。
移籍先ベールスホットのスポーツ・ダイレクター、ムラート・アキン氏は永長について「彼は若く、スピードのあるダイナミックなウィンガーで、1対1に強い」と評価。長らく複数クラブへのレンタルを重ねてきた永長にとって、今回が自身初の海外移籍となる。
川崎を離れる決断と永長の言葉
川崎は8月16日、海外クラブへの移籍を前提とした準備のため、永長が福島から離脱したと発表していた。福島への育成型期限付き移籍は2026/27シーズンも延長されており、その途中での決断だった。永長はクラブを通じたコメントで、2022年の加入当初を「右も左も分からないまま」の状態だったと振り返り、チームメートのレベルの高さに毎日刺激を受けたと語った。一方で、もう一度フロンターレのエンブレムを着けてプレーしたかったが、自分の実力不足でかなわなかったことが心残りだとも明かしている。そのうえで「僕のサッカー人生は終わりません」と述べ、移籍先での活躍を誓った。5年間の感謝を綴り、今後は一人のサポーターとして川崎を応援すると結んでいる。
日本人が増えるベールスホット
ベールスホットは日本企業がオーナーを務めるクラブで、元日本代表MF原口元気やGKポープ・ウィリアムが所属している。日本サッカー界の代理人を務める大野祐介氏がクラブの会長に就任したことも公式に発表されており、日本人選手の獲得を通じて日本との結びつきを強めている。現地メディアは、右サイドのアタッカーを補強したいチームの意向と永長の特徴が合致したと伝えていた。ドリブルとスピードを武器とする永長は、複数のクラブを渡り歩いた経験を生かし、初めての海外で定位置争いに挑むことになる。