バレンシア選手列伝

【在籍時代を振り返る】イスコ(2010-2011):Bチーム契約が決定打となった「奪われた未来」

イスコ選手はマラガ出身のアタッキングミッドフィルダーで、14歳の時にバレンシアの下部組織に加入。トップチームでは2010年11月にコパ・デル・レイのログロニェス戦で2得点を記録するデビューを飾ると、数日後にはリーガでもゲタフェ戦でデビューを果たした。クラブ通算では7試合に出場し2得点を記録している。

類まれな才能を見せながらも、ウナイ・エメリ監督の下では出場機会が限られる時期が続いた。バレンシアも他のカンテラーノとは違う輝きに気づき契約延長を提示したが、その内容はBチームでの登録を前提としたもの。この扱いがイスコにとって「バレンシアは自分を信頼していない」ことの決定的な証拠となった。本人は後にラ・セクスタのインタビューで「バレンシアでは監督が僕を信頼してくれなかった。戦力として数えられていなかった。そこにマラガがサッカー選手として成長するためのプロジェクトを示してくれた」と当時の心境を語っている。

2011年、地元マラガが違約金600万ユーロを支払う形でイスコ選手を獲得。加入初日からトップチームでの明確な役割を与えられたイスコ選手は才能を開花させ、2012年にはゴールデンボーイ賞を受賞。翌2013年には移籍金6500万ユーロという破格の金額でレアル・マドリーへ完全移籍した。信頼を示せなかったことで手放すことになった逸材として、バレンシアにとって今も「奪われた未来」として惜しまれ続けている。

出典: VCFJAPAN.ORG / Transfermarkt

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