【歴代監督列伝】ウナイ・エメリ(2008-2012):主力を売りながらCL出場権を守り続けた名将
ウナイ・エメリ監督は2008年7月1日にバレンシアの指揮官に就任し、2012年6月30日までの1460日間、220試合を指揮して勝ち点平均1.72という数字を残した。就任当時のクラブはノウ・メスタージャ建設中断による財政危機の真っ只中にあり、毎シーズン主力選手を放出せざるを得ない厳しい状況だった。
ダビド・ビジャ選手、ダビド・シルバ選手、フアン・マタ選手といった主力を次々と売却されながらも、エメリ監督は限られた戦力を巧みに組み合わせてチームを立て直し続けた。在任した4シーズンのうち複数回リーグ3位でシーズンを終え、クラブの生命線であるチャンピオンズリーグ出場権を守り続けたことは、当時のスペインサッカー界で高く評価された。
「ほとんど資金を使わずにクラブを下位から欧州の舞台へ導いた」とも評されたその手腕は、後にパリ・サンジェルマンやアーセナルなど欧州の強豪クラブから指揮を任される礎となった。
出典: Transfermarkt / UEFA.com