バレンシア、ダンジュマにオランダ・PSVから関心
オランダ人FWアルナウト・ダンジュマ選手(29)に対し、オランダ・エールディヴィジのPSVアイントホーフェンから正式な問い合わせが届いていると、スペイン紙スーペルデポルテが報じた。オランダのサッカージャーナリスト、ムニル・ブアリン氏は、PSVとアヤックスがダンジュマの獲得を検討していると報じており、実際に動いているのはPSVのみで、必要な金銭面の条件についてバレンシアに問い合わせたという。
バレンシアがダンジュマの退団を認めるには、代役となる選手の確保と、クラブを納得させるオファーという2つの条件が必要だが、現状ではいずれも実現の可能性は高くないとみられている。昨季後半戦は不振だったダンジュマだが、プレシーズンのイングランド遠征2試合で3ゴールを挙げ、チーム内での立場を好転させつつある。契約は2028年まで残っており、保有権の約半分をビジャレアルが持つ事情もあって、今夏の退団は難しい情勢だ。
移籍の障壁となる契約と保有権
報道によれば、ダンジュマはバレンシアとの契約が2028年まで残る。加えて保有権の半分ほどをビジャレアルが持っており、仮に移籍が成立してもバレンシアが手にできるのは移籍金の約半分にとどまる。選手の年齢を考えれば、クラブにとって売却の動機は乏しいという見立てだ。
去就をめぐる選手と監督のやりとり
同報道は、ダンジュマ側が残留の条件として、コルベラン監督から定位置の保証を求めていると伝えている。これに対し監督は、レギュラーの座は日々の努力で勝ち取るものだという姿勢を示したという。ダンジュマの代理人はPSVに対してより良い条件を求めており、PSVでチャンピオンズリーグを戦えば、オランダ代表への復帰にも有利に働くとの計算があるとされる。
その後のチーム状況
その後の8月22日のリーグ開幕戦(対セルタ)ではダンジュマが前線の一角として先発し、9月時点でもバレンシアの登録メンバーに名を連ねている。チームは開幕から苦しい戦いが続き、9月にはコルベラン監督が解任され、ハビエル・アギーレ氏が新監督に就任した。この移籍報道は8月17日のもので、その後の去就については今後の動きを見守る必要がある。