【公式発表】ウィガン、ギルフォイルMD退任 後任にコール=ジョンソン氏
ウィガン・アスレティックは、サラ・ギルフォイル氏が経営統括ディレクター(MD)の職を双方合意のうえ退任したと発表した。ギルフォイル氏は2016年にアカデミー・セクレタリーとしてクラブへ加わり、財政的な苦境やオーナー交代を含むクラブ史上有数の厳しい時期を運営面で支え続けてきた。
取締役会を代表しブレンダ・スペンサー氏は、10年にわたる功績への感謝と敬意を表した。後任には、サウサンプトンやスカイ、オスプレイズ、英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)で商業部門の要職を歴任したアンソニー・コール=ジョンソン氏が最高経営責任者(CEO)として就任する見通しとなっている。
クラブは、持続可能な収益成長やスタジアムの雰囲気づくり、地域とのつながり強化を今後の重点課題に掲げており、新体制のもとでのさらなる成長を目指す。
ギルフォイル氏が担った役割
クラブの声明によると、ギルフォイル氏は在籍10年の間に運営面と競技運営面のさまざまな要職を経てMDに就任した。MDとしては、ガバナンスや運営体制の強化、サポーターとの対話の充実、地域との関係を深める取り組みを進めたと紹介されている。取締役会は、ブリック・コミュニティ・スタジアムでの同氏の職務への姿勢を高く評価し、感謝を伝えた。
新CEOに求められること
コール=ジョンソン氏の就任は、関係当局の承認を条件としている。取締役会を代表してルーカス・ダンソン氏は、クラブがいま必要としているのは持続的な収益の伸び、野心に見合うトップチーム、そして街との一層強い結びつきの3点であり、その全てを実現できる人物として選んだと説明した。同氏はサウサンプトン、スカイ、オスプレイズ、BAFTAで商業部門の上級職を務めた経歴を持つ。
声明では、直近のクラブの成果として、U-18チームがプロフェッショナル・デベロップメント・リーグ北地区で優勝したこと、女子チームがリーグ優勝を果たし2つのカップ決勝に進んだこと、U-21チームがセントラル・リーグ・カップを制したことが挙げられた。同時に、スタジアムやデータ・商業システム、地域プログラムへの3年間の投資も強調している。
厳しさを増すリーグ・ワンの経営環境
一方でクラブは、リーグ・ワン全体で財政環境が厳しくなり、ディビジョン全体の損失がほぼ4倍に膨らんでいると説明した。こうした状況を受け、コストを責任ある形で管理する一環として給与体系の見直しを進めていることも明らかにしている。また、スタジアムは保護された別の法的枠組みの下にあり、将来にわたる安定が守られているとして、この点は変わらないと述べ、スタジアムを巡る憶測に終止符を打つ姿勢を示した。男子トップチームの成績が期待に届いていない点にも触れ、新CEOにはその差を埋める明確な方向性を示すことが期待されている。