【歴代監督列伝】ロナルド・クーマン(2007-2008):ベテラン排除の「内乱」とタイトルの狭間で去った短期政権
ロナルド・クーマン氏は2007年11月5日、バレンシアの指揮官に就任した。在任期間は168日と短く、指揮した公式戦は34試合、勝ち点平均は1.24にとどまったが、その在任中にコパ・デル・レイ2007-08シーズンの優勝という結果を残している。
就任直後、クーマン氏はキャプテンのダビド・アルベルダ選手、GKサンティアゴ・カニサレス選手、ミゲル・アンヘル・アングロ選手という実績十分のベテラン3人をチームから外す大胆な決断を下した。「この船に乗りたくない者は降りればいい」という強気の発言も話題となったが、この措置はロッカールーム内に深刻な対立を生む。アルベルダ選手は契約解除を求めて法的措置に踏み切るなど、クラブは大きく揺れることになった。
混乱の中でもチームはコパ・デル・レイを勝ち上がり、2008年4月16日の決勝でヘタフェを3-1で撃破しタイトルを獲得。しかしその直後のリーグ戦でアスレティック・ビルバオに1-5で大敗すると、優勝からわずか5日後の4月21日に電撃解任されるという異例の幕切れとなった。改革と混乱、そしてタイトルが同居した、賛否の分かれる短期政権として記憶されている。
出典: Bleacher Report / Squawka / Al Jazeera