中村敬斗、ランスから電撃のリヨン移籍 クラブ史上初の日本人選手に
フランス・リーグ・アンのオリンピック・リヨンは、スタッド・ランス所属のMF中村敬斗選手の完全移籍を発表した。フランスでは移籍市場の締め切り後でも同国内クラブ間の移籍(通称「ジョーカー移籍」)が認められており、この特例を利用しての電撃合意となった。契約期間は2030年までの4年間。
2023年からランスに所属していた中村選手は、退団に際してクラブから「MERCI KEITO(ありがとう、敬斗)」というメッセージが贈られるなど、3年間の在籍で厚い信頼を築いていたことがうかがえる。移籍金は当初1000万ユーロ程度からボーナス条項を含め最大1900万ユーロに達するとされ、ランス側には将来の転売時に12.5%のセルオン条項も設定されている。この加入によりリヨンにとってクラブ史上初の日本人選手となった。
市場閉幕後に決まった移籍の経緯
英語圏のフランスサッカー専門メディアによると、リヨンはウィンドーの最終盤に攻撃の中心だったベルギー人選手マリック・フォファナを手放しており、左サイドの補強が急務になっていた。中村選手の獲得交渉は火曜日夕方の市場閉幕までにまとまらなかったが、ジョーカー移籍のルールを使い、水曜日の夜に合意に達したという。9月2日にはクラブから正式発表があり、背番号は「11」に決まった。この時期に契約を済ませたことで、リヨンはUEFAヨーロッパリーグの登録メンバーにも中村選手を加えることができた。なお、移籍の条件についてはフランスの有力紙『レキップ』が、200万ユーロの有償レンタルに約1100万ユーロの買い取り義務が付く形だと報じており、媒体によって契約の内訳の伝え方が異なっている。
加入後の歩みは順調
加入直後のオセール戦は選手登録が間に合わず欠場したが、その後チームの練習に合流。9月12日のリーグ・アン第4節パリFC戦で、後半30分にあたる75分から途中出場して公式戦デビューを果たした。試合はスコアレスドローに終わったが、クラブの男子チーム史上初の日本人選手が新天地で第一歩を踏み出した。さらに9月16日、ヨーロッパリーグ・リーグフェーズ第1節のアンデルレヒト戦では加入後初先発を任され、左サイドから得意のドリブルでボックス内へ切り込み、22分に右足で初ゴールを記録した。シュートは相手に当たってコースが変わってゴールに吸い込まれ、リヨンはこの試合で先制点をノア・ナルティーが8分に挙げた後、中村選手のゴールで2-0とした。EL初出場での初得点となった。
出典: Get French Football News / フットボールチャンネル(デビュー) / フットボールチャンネル(EL初ゴール)