【W杯総括】1974年西ドイツ大会 オランダ代表、クライフのトータルフットボールが世界を席巻 決勝で西ドイツに1-2の準優勝
1974年の西ドイツ大会は、リヌス・ミケルス監督が率い、ヨハン・クライフ選手がキャプテンを務めたオランダ代表が、後に「トータルフットボール」と呼ばれる革新的なスタイルで世界を魅了した大会だ。予選ではベルギー、ノルウェー、アイスランドと同組になり、ベルギーを得失点差で上回って首位通過(ノルウェーには9-0)。アヤックス勢を中心に、ニースケンス選手、クロル選手、レップ選手、レンセンブリンク選手らがチームを支えた。
1次リーグは2勝1分の首位通過で、ウルグアイに2-0、スウェーデンに0-0、ブルガリアに4-1。2次リーグA組ではアルゼンチンに4-0(クライフ選手が2得点)、東ドイツに2-0、ブラジルに2-0と3連勝し、勝ち点で首位に立って決勝に進んだ。
7月7日にミュンヘンで行われた決勝の相手は開催国の西ドイツ。試合開始直後、ドイツ選手が誰もボールに触れないままクライフ選手が倒され、ニースケンス選手がPKを決めて開始2分で先制したが、西ドイツはブライトナー選手のPK(25分)とゲルト・ミュラー選手のゴール(43分)で逆転。オランダは後半も攻めたが同点に届かず、1-2で敗れた。7試合5勝1分1敗、15得点3失点という圧倒的な内容での準優勝は、「無冠の帝王」と呼ばれるオランダ・サッカーの原点として今も語り継がれている。
出典: Wikipedia(1974 FIFAワールドカップ) / Wikipedia(1974 FIFAワールドカップ決勝)