【選手列伝】フレンキー・デ・ヨング アヤックスからバルセロナへ、オランダ代表の中盤の核
フレンキー・デ・ヨング選手は1997年5月12日生まれのMF。ヴィレムII、ヨング・アヤックスを経て、アヤックス(2016〜19年)で頭角を現し、2019年にバルセロナに移籍した。バルセロナのオランダ人選手として、歴代最多出場(2026年4月に293試合)を記録し、2019年にはFIFPRO世界ベストイレブンにも選ばれている。
オランダ代表には2018年から出場し、2018-19のネーションズリーグ準優勝(2018-19の総括)、EURO 2020、2022年と2026年のW杯に出場した(EURO 2020の総括、2022年W杯の総括、2026年W杯の総括)。アヤックスのアカデミーで育った選手の一人で、同クラブには、日本代表の板倉滉選手や冨安健洋選手も所属していた。
ゴリンヘムで育ち、ヴィレムIIからアヤックスへ
デ・ヨング選手はゴリンヘムで生まれ、近郊のアルケルで育った。6歳のときに地元のクラブで競技を始め、8歳でヴィレムIIの下部組織にスカウトされた。2015年にヴィレムIIでトップチームデビューを果たしたが、リーグ戦の出場はわずか1試合。2016年にアヤックスへ移籍し、当初はヨング・アヤックス(2軍)でプレーした(2015〜17年に46試合8得点)。そこから2016-17シーズンにトップチームでも出場機会を得て、同シーズンのUEFAヨーロッパリーグ決勝進出(マンチェスター・Uに敗れる)も経験した。
2018-19シーズンの飛躍
本格的にブレイクしたのは2018-19シーズン。エールディヴィジとKNVBカップの国内2冠を達成し、リーグの年間最優秀選手、ヨハン・クライフ賞、UEFAチャンピオンズリーグの年間最優秀MFにも選ばれた。チャンピオンズリーグでは、クラブが22年ぶりに準決勝へ進む躍進を支えた。ボールを持ち運びながら相手をかわす技術と、中盤の底から攻撃を組み立てる能力、そして守備でも粘り強く奪う対応力を持ち、次世代のMFとして世界から注目を集めた。アヤックスでは3シーズンで57試合4得点(リーグ戦)を記録した。
バルセロナでの歩み
2019年、約7,500万ユーロでバルセロナへ移籍した。2019年にFIFAのFIFPro世界ベストイレブン、UEFA年間最優秀チームに選ばれ、同年のFIFProベストイレブンには、オランダ人選手が5年ぶりに3人選ばれた。バルセロナではリーグ戦で202試合15得点(英語版Wikipedia記載)。タイトルは以下の通り。
- 2020-21:コパ・デル・レイ優勝
- 2022-23:ラ・リーガ優勝、2023年のスーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝
- 2024-25:ラ・リーガ、コパ・デル・レイ優勝、2025年のスーペルコパ優勝
- 2025-26:ラ・リーガ優勝、2026年のスーペルコパ優勝
2020-21シーズンにはクラブの選手が選ぶ年間最優秀選手賞(バルサ・ジュガドールス賞)も受賞している。
オランダ代表での歩み
2018年9月に代表デビュー。初代のUEFAネーションズリーグ(2018-19)では先発の主力として決勝進出に貢献し、ファイナルの最優秀若手選手と大会最優秀チームに選ばれた。決勝ではポルトガルに0-1で惜敗した。その後、EURO 2020(ラウンド16でチェコに0-2)、2022年W杯(ベスト8)、2026年W杯(ラウンド32でモロッコにPK戦負け)を経験している。代表通算70試合2得点(英語版Wikipedia記載)。守備的な役割と組み立ての両方を担う、現在のオランダ代表の中盤の柱である。ファン・ダイク選手(選手列伝はこちら)、ガクポ選手(選手列伝はこちら)らとともに、シャビ監督(監督列伝はこちら)の新体制でも軸として期待される。
出典: Wikipedia(英語版)ほか