アヤックス、ファン・ハール氏の75歳の誕生日を祝う 1995年欧州制覇の記憶を振り返る
アヤックスは、クラブを1995年のUEFAチャンピオンズリーグ制覇へ導いた名将ルイス・ファン・ハール氏の75歳の誕生日を祝い、ヨハン・クライフ・アレナで当時の指導法や試合準備を振り返る機会を設けた。
1994年から1997年にかけてアヤックスを率いたファン・ハール氏は、1995年5月24日のACミランとの決勝戦に向け、直前の2日間で映像や資料を見返して準備を重ねたと当時を振り返った。基本はまずスターティングイレブンから考えるという指導哲学も語られている。
「今なら何か変えたいか」と問われたファン・ハール氏は「覚えている限り、我々は勝った。だから変えない」と笑って答え、欧州最高峰のタイトルを手にした直後から、すでに次のシーズンへ意識を切り替えていたことも明かした。
イベントの中身
8月8日に75歳を迎えたファン・ハール氏は、ヨハン・クライフ・アレナに招かれ、かつて自身が残した試合準備のノートや戦術ボードを前に「マスターティーチャー」として当時の考え方を解説した。ボードには1992年のトリノ戦をはじめ、複数の重要な試合の準備資料が並び、その中には1995年5月24日のACミランとのチャンピオンズリーグ決勝(会場はウィーン)も含まれていた。
クラブはこの機会に、1994年から1997年まで同氏が指揮を執った期間の試合ノートを、クラブのアーカイブに保管された原本から撮影して再現した記念の本を贈呈した。手書きの資料を通じて、当時の準備の細かさを知ることができる内容だ。
「まず先発11人から考える」という流儀
ファン・ハール氏の準備の出発点は、まずスターティングイレブンを決めることだった。そこから選手の立ち位置、ボールの循環、サイドの使い方の切り替え、中盤の選手のポジショニングといった戦術要素を積み上げていく。ミランのどこが強みで、それをアヤックスがどう封じ、どう上回るのか。決勝前の2日間は映像や資料を見返して仕上げたと振り返っている。
出典: Ajax公式サイト