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中山雄太、2年前の約束果たしFC町田ゼルビアからセルビア王者レッドスター・ベオグラードへ完全移籍

セルビア1部の名門レッドスター・ベオグラードは、FC町田ゼルビアのDF中山雄太が完全移籍加入したと発表した。契約期間は1年延長オプション付きの3年間。移籍金は約110万ユーロ(約2億円)で、3年間で3回に分けて支払われる契約という。

中山は2024年8月に完全移籍で町田へ加入し、2年間クラブの主力として貢献してきた。実は加入時、原靖フットボールダイレクターとの間で「もう1回ヨーロッパへ行くチャンスがあれば行かせてほしい」という約束を交わしていたといい、町田側もその約束を守る形で今回の欧州挑戦を後押しした。

移籍発表にあたり中山は町田を通じて「今の自分にとって、今回が海外へ挑戦する最後のチャンスだと思い、このタイミングで挑戦することを決めました」「僕の人生は挑戦です」とコメント。町田で再構築した自分をさらに進化させるための決断だと説明し、藤田社長やチームメイト、サポーターへの感謝を綴った。

柏、ズヴォレ、ハダースフィールドを経て町田へ

中山は1997年生まれの29歳。茨城県出身で、柏レイソルのアカデミーで育ち、トップチームに昇格した後、2019年1月にオランダのPECズヴォレへ移籍して欧州に渡った。その後はイングランドのハダースフィールド・タウンでもプレーし、2024年に日本へ戻って町田に加わった。今回のレッドスターは、日本復帰から約2年での欧州再挑戦となる。日本代表としては22試合に出場している。

身長181センチで、主戦場はセンターバックだが、左サイドバックやボランチも務められる守備の多才さが持ち味。精度の高いセットプレーも武器で、セルビアメディアはボール保持時の安定感や後方からの組み立て力を評価していた。町田でのJ1リーグ通算は117試合9得点(クラブ発表、日本国内の公式戦記録)で、Jリーグ・カップ戦やACLも含めてクラブの主力として戦い続けた。

町田が首位争いの最中に送り出す

町田は今季の新シーズンで開幕から好調で、中山の移籍発表の直前にも「首位を奪い続ける。開幕4連勝を懸けて水戸と激突」とクラブが伝えるなど、上位争いの真っ只中にあった。そうした状況で中山を送り出したことは、町田が原フットボールダイレクターとの約束を重んじた形でもある。移籍のニュースはセルビアメディアが8月24日に先行して報じ、レッドスターが移籍市場の終盤に新戦力を迎えるなか、日本人DFの獲得が固まった。中山にとってレッドスターは、セルビアの王者として国内リーグ優勝を狙いながら欧州の舞台にも立つクラブであり、日本代表としての存在感を再び高める場にもなる。

出典: 日刊スポーツ(Yahoo!ニュース) / FC町田ゼルビア公式サイト / サカノワ

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