【選手列伝】ヴィヴィアンヌ・ミーデマ 代表104得点、東京五輪10得点の女子サッカー最強ストライカー
ヴィヴィアンヌ・ミーデマ選手は1996年7月15日、ホーヘフェーン生まれのFW。ヘーレンフェーン(2011〜14年)、バイエルン(2014〜17年)、アーセナル(2017〜24年)を経て、2024年からマンチェスター・シティでプレーしている。WSL(イングランド女子スーパーリーグ)の歴代最多得点者で、2025-26シーズンには、シティでWSL優勝を経験した。
オランダ代表では、2013年から132試合に出場して104得点を挙げている(2026年時点)。2017年の欧州選手権優勝(決勝で2得点)、2019年のW杯準優勝、東京五輪の10得点(大会得点王)と、主要大会で結果を残してきた(2017年EURO・2019年W杯・東京五輪の総括)。バロンドール候補には、2019年、2021年、2022年、2026年に選ばれた。
15歳でリーグデビューした早熟のストライカー
ミーデマ選手はホーヘフェーンで生まれ、5歳のときに地元のクラブHZVVでサッカーを始めた。2011年にヘーレンフェーンに加入し、エールディヴィジ史上最年少となる15歳でデビュー。3年間でリーグ戦69試合78得点という驚異的な数字を残した。2013-14シーズンにはベネリーグ(オランダ・ベルギー合同リーグ)の得点王にも輝いている。年代別代表でもU-17で11試合22得点、U-19で10試合7得点を記録し、2014年のU-19欧州選手権では大会得点王と最優秀選手を獲得して優勝に貢献した。
クラブでの歩み
| 期間 | クラブ | リーグ戦(出場-得点) | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 2011〜14年 | ヘーレンフェーン | 69-78 | 2013-14にベネリーグ得点王 |
| 2014〜17年 | バイエルン | 61-35 | ブンデスリーガ連覇(2014-15、15-16) |
| 2017〜24年 | アーセナル | 106-80 | WSL優勝(2018-19)、リーグカップ3回、WSL得点王2回 |
| 2024年〜 | マンチェスター・シティ | 30-17(2026年時点) | 2025-26にWSLと女子FAカップ優勝 |
アーセナルでのWSL記録
2017年にイングランドのアーセナルへ移籍すると、すぐにチームの得点源になった。2018-19シーズンにはWSL優勝に貢献してPFA年間最優秀選手を受賞し、2018-19、2019-20シーズンにWSL得点王を獲得。UEFA女子チャンピオンズリーグでも2016-17、2019-20シーズンに得点王となった。2019-20シーズンにはFWA年間最優秀選手、アーセナルの年間最優秀選手にも選ばれ、2021年にはBBC女子年間最優秀選手を受賞した。WSLでは歴代最多得点者であり(2026年3月時点で97得点)、10得点以上を挙げたシーズンの最多回数(5回)といった記録も持つ。
オランダ代表での歩み
- 2013年:代表デビュー
- 2017年 欧州選手権:初優勝。決勝のデンマーク戦では10分と89分に得点し、4-2の勝利に貢献。4得点で大会得点ランク2位(2017年EUROの総括)
- 2019年 W杯:準優勝。大会オールスターチームに選出(2019年W杯の総括)
- 東京五輪(2021年開催):初出場でザンビア戦4得点を含む大会10得点。1大会の五輪最多得点記録で、得点王(東京五輪の総括)
代表通算104得点は、男女を通じてオランダ代表の最多で、代表で100得点に到達した最初のオランダ人選手だ。2017年にはオランダ国王からオラニエ=ナッサウ勲章の騎士章も授与されている。マルテンス氏(選手列伝はこちら)、ウィーフマン監督(監督列伝はこちら)とともに、オランダ女子サッカーの発展を語るうえで欠かせない存在である。
出典: Wikipedia(英語版)ほか