オランダ代表選手列伝(オランダ代表)

【選手列伝】リーケ・マルテンス EURO2017の最優秀選手、女子サッカー世界一に輝いた左ウインガー

リーケ・マルテンス氏は1992年12月16日、ベルヘン生まれのウインガー。ヘーレンフェーン、VVVフェンロー、スタンダール、デュースブルク、ヨーテボリ、ローゼンゴードを経て、バルセロナ(2017〜22年)、PSG(2022〜25年)でプレーし、2025年に32歳で引退した。2021年には、バルセロナで、チャンピオンズリーグ、リーグ、カップの3冠を経験している。

オランダ代表では、2011年から2024年までに160試合62得点。2015年のW杯でオランダの女子W杯初ゴールを決め、2017年の欧州選手権では、優勝と大会最優秀選手に輝いた(2015年W杯の総括、2017年EUROの総括)。同年に、FIFA最優秀女子選手にも選ばれた。2019年のW杯では、ラウンド16で日本に2-1と勝利した試合で2得点を決め、準優勝に貢献した(2019年W杯の総括、日本×オランダ全対戦史)。

国境を越えて磨いた技術

マルテンス氏は、故郷のベルヘン(リンブルフ州)に近いオランダ、ベルギー、ドイツのクラブでキャリアを積み上げた。ヘーレンフェーン(2009〜10年)で18試合2得点、VVVフェンロー(2010〜11年)で20試合9得点、ベルギーのスタンダール(2011〜12年)で25試合17得点を記録し、この年にリーグ優勝を果たした。その後デュースブルク(2012〜14年)、スウェーデンのヨーテボリ(2014〜15年)、ローゼンゴード(2015〜17年、29試合20得点)を経て、2016年のスウェーデンのカップ戦とスーパーカップも制した。

バルセロナでの成功

2017年にバルセロナへ移籍。移籍が正式に発表されて間もなくEURO 2017に臨み、そこで大活躍したことで一躍世界的な注目を集めた。バルセロナでは5年間で110試合54得点(リーグ戦)を記録。リーガを2019-20、2020-21、2021-22シーズンの3連覇、コパ・デ・ラ・レイナは2018、2019-20、2020-21、2021-22の4回制した。2018-19シーズンにはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝に進み(リヨンに1-4で敗れる)、決勝でクラブ唯一のゴールをアシストした。そして2020-21シーズンには、チャンピオンズリーグ、リーグ、カップの3冠を達成し、クラブ初の欧州制覇を成し遂げた。2022年からはPSGに移籍し、2023-24シーズンにクープ・ド・フランスを制覇。2025年に現役を退いた。

オランダ代表での歩み

  • 2011年:代表デビュー
  • 2015年 W杯:初出場。ニュージーランド戦でオランダの女子W杯初ゴール(2015年W杯の総括)
  • 2017年 欧州選手権:自国開催で初優勝。準々決勝のスウェーデン戦(2-0)でゴール、大会最優秀選手に選出(2017年EUROの総括)
  • 2018年:アルガルヴェ・カップ優勝
  • 2019年 W杯:準優勝。ラウンド16の日本戦は、17分に先制点、90分にはPKを決めて2-1(2019年W杯の総括)

2017年には、FIFA最優秀女子選手賞、UEFA年間最優秀女子選手賞、FIFProの世界ベストイレブンなど多くの個人賞を初めて受賞した。オランダ国王からは、2017年に同代表とともにオラニエ=ナッサウ勲章の騎士章を授与されている。

プレースタイルと評価

左サイドから内側に切れ込むドリブルと、鋭い加速、キックの精度を武器にしたウインガーだった。2018年には米フォーブス誌が選ぶ「スポーツ界で影響力のある女性」の22位にもランクされた。オランダ女子サッカーの飛躍を象徴する存在で、ミーデマ選手(選手列伝はこちら)、ウィーフマン監督(監督列伝はこちら)らと築いた黄金期の主役の一人として記憶されている。

出典: Wikipedia(英語版)ほか

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です